松葉かには、何故?高い?
水揚げされる松葉かには、すべてが同じ品質、身詰まりの蟹では、ありません。
蟹は、脱皮を繰り返し、成長するので、その成長度合いや、個体差によって千差万別です。
松葉かには、業界の用語で、堅かにと呼ばれる、茹で松葉かにに、適した蟹が一番いいとされ、このクラスの蟹は、松葉かにと呼ばれるランク(タグ付き)の蟹も、水揚げ全体の中で、約30%程度です。
この中から大きさ重さ別で選別し、更に足落ち、傷のあるなし等で、細かくランク訳します。
特に、脚形揃った1000gアップの大サイズの蟹は、大きくなるほど、身詰まりの良い蟹は、非常に確率が低くなり、数も少なくなる事から、市場の原理として高値で取引されます。
これが、松葉かにが、高いと言われる由縁です。
しかし、逆に、言えば、どれもこれも高いようなイメージを持つのが松葉かにですが、
すべてが同じように高いわけでは、ありません。(それなりには、しますが)
私たち、仲買人が、大きさの大小、身詰まり、傷のあるなし、色艶、短足、足落ち、
身詰まり具合、元気加減など見極め、水揚げ量と需要の関係を考慮しながら、
蟹に適した価格で、競り落としていくので、1尾 数千から、何万円もする蟹が
存在します。
中には、見た目は、一緒で同じ大きさの蟹でも、倍以上の価格差もあります。
用途、食べ方によって、多少ランクが低くても、小さくても、充分に楽しめる蟹も
たくさんあります。
問い合わせや、相談いただきましたら、最適な蟹をアドバイスさせていただきます。
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