カニや魚の知識、活動レポートなど

本日の漁獲情報 10/15 質問にお答えします

2011年10月15日
投稿者:谷次 賢也
コメント:(2)
今日の概況:昨夜は、大雨で、心配していましたが、雨とは、関係なく大敷網は、ツバス、ヤナギ他 釣り物も、ほとんどなく、底引き網もお休み

大敷網(定置網):ヤナギ、サワラ、ツバス、カマス、小いかなど、
活け物:スズキ
釣り物:鯛、大正魚
刺し網(カゴ漁含む):無し
覗き物:さざえ
底引き網(大善丸):休み

 

度々、質問される ダンベについて、説明します

DSCF2459.JPG

この水色の 水槽のような物が、ダンベです。

大漁に入った魚は、このダンベで、運搬されます。 漁獲量も、この単位で、やりとりされるのど、大方の量が、これで、分かります。 このダンベ1本で、約600kの魚が入ります。 例えば、2kのサワラなら、約300本 ハマチ1キロなら、約600本となり、これを、基準に、いろいろなやりとりを、するわけです。

 

最近 よく言葉に使う、ヤナギは、下の画像の サワラの幼魚。 小さくて、脂は、ありませんが、低価格で、取引されるので、大手の、弁当の魚の原料や、ホテルのバイキングのサワラの焼き物などで、使われています。 このヤナギが、この時期は、半端なく獲れます。 一日で、300万円位の水揚げもあるくらいです。 定置網の漁師さんにとって、大切な収入源なのです。

DSCF2254.JPG

話は、それましたが、本日の浜の画像です

DSCF2455.JPG

河口付近は、大雨で、ドロドロ

DSCF2458.JPG

ヤナギ、小魚以外は、これだけの量です。

DSCF2456.JPG

餌となる、小魚は、ダンベ 3本でした!

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

コメント一覧(2件)

  • いつも新鮮な魚介類をありがとうございます。ダンベ ヤナギ よくわかりました!ダンベは入れ物だったんですね。お魚の名前は地方によりいろいろ。とても勉強になります。丹後の魚介類、とても良質で美味しいです。今後ともよろしくお願いします。

  • うおけん より:

    森嶋さん 有り難う御座います。皆さん疑問に思われる方多いかと思いまして、ブログにアップさせていただきました。 蟹もいよいよ始まりますね、魚と合わせて、宜しくお願いいたします。

現在コメントは受け付けておりません