カニや魚の知識、活動レポートなど

今季の松葉ガニ漁は、先ずは 一安心!

2019年01月27日
投稿者:谷次 賢也
コメント:(0)

 

松葉ガニは、獲れすぎで もう獲れないとか、禁漁だとか いろいろな噂が報道されたいますが、今季は、水ガニ(脱皮し立ての未成熟のカニ)の自粛と 漁獲量の割り当て増加で、一般的に言われている 松葉ガニは、漁期終了の3月20日まで、続けられるようになり、我々業界も 先ずは一安心です。

松葉ガニ=ズワイガニのイメージですが、資源的な取り扱いは、普通 我々が使う 松葉ガニは、もちろんのこと、雌のセコ蟹や、水ガニも含まれます。

資源的には、すべて ズワイガニになり、その全ての漁獲量がTACの資源管理になります。

よって残りが 10~20%位の量しかありませんが、セコ蟹は、すでに禁漁になっており、水ガニの水揚げさえ自粛すれば、量的には、問題無いという事です。

水ガニは、昨シーズンの例を挙げれば、期間こそ、1月20日から1月28日までの約1ヶ月間でしたが、水揚げ量は、松葉ガニ呼ばれる 堅ガニの約8~10倍位の水揚げ量があり、量的には、多数を占めていた事になります。

水ガニの自粛は、来期以降 松葉ガニと成長して 戻ってくるので、今回の判断は、良い機会になると思います。

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

現在コメントは受け付けておりません