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水ガニ漁 自粛に思うこと!

2019年01月12日
投稿者:谷次 賢也
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鳥取県では、松葉ガニが獲れないなど、テレビや、新聞で 見かけた事もあるかと思います。

これは、専門的には、難しくなるので 簡単にいうと 資源を守る為に、漁獲総量を決めて守りましょうというTAC制度の中で、ズワイガニも その中の一つ。

TACとは → こちら

今季は、11月12月と天候も良く たくさん獲れた 獲れ過ぎたために、決められた枠に近づいたために、鳥取県では、ほぼ獲れない状態になり、兵庫県但馬の動きが気になっていましたが、水ガニを獲らないという事で、話がまとまり、松葉ガニは、何とか 漁期終了の3月20日迄は、漁が行えるという事で先ずは一安心。

この英断に感謝します!

水ガニは、前々から規制すべきと思っていましたが、苦肉の策といえ、禁漁になった事は、喜ばしいです。 すでに二年前のブログでも書いていました。 こちら

確かに 水ガニは、安価で求め安く、それなりの需要もあるので、残念がる人もいるかと思います。

でも、松葉ガニは、今や 単なる地方の産物ではなく、大切な観光資源。生産者 流通業者 観光関係など、松葉ガニありきではありませんが、そのほとんどが 松葉ガニに頼っている所は、実状です。 正にこの地域を支えているのが、松葉ガニなのです。

この規制が 良い方に転ぶのを期待します!

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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