今 一部 話題になっている 水ガニ。
水ガニとは、松葉ガニの脱皮直後で、まだまだ成長途中。
正直 松葉ガニとは、言えぬ代物です。
甲羅は、柔らかく、身は、みずみずしいのが特徴。
身は、それなりに、充分美味しいですが、このように、カニ味噌は、黒く 水気タップリ。
松葉ガニの良さは、繊細なカニの身と、濃厚なカニ味噌のハーモニーがあってこそです。
よって 松葉ガニといえる品物ではないという事です。
何が 一番の問題と言えば、このカニが、早くて 1年 遅くても 数年後には、成熟した本来の松葉ガニになるという事です。
近年は、保護の為に、徐々に漁期も短く、今年は、1/20~2月末迄になっていますが、この期間内だけでも、数万匹が、水揚げされます。
単純な比較は、出来ませんが、 この時期の 松葉ガニの水揚げ数の、5~10倍位の匹数です。価格も 安く 松葉ガニに比べると、1/10程度。
ちなみに、京都府は、持続可能な漁業を目指し、水ガニは、数年前より 全面 禁漁しています。 当店もこれに合わせて 水ガニの通販は、取りやめました。
一番残念に思うのは、大きなサイズの水ガニなら、10年以上生き延びてきて、このような中途半端な形で、捕獲するのは、可哀想です。
少なくても 目先の収入など、いろいろとあると思いますが、現実問題として、松葉ガニは、減ってきています。
水ガニでは、生産者 水産業者 観光業者含めて、誰も救えないと思います。
今まだ資源がある内に、全面 禁漁をする時期に来ているのではないでしょうか!
と 水ガニを見れば、思うこの頃です。
水ガニについて 京都海洋センターのページをご覧下さい。
専門的で、ちょっと分かり難いですが、ある程度 詳しく書いています。
→ こちらより
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