松葉かにのタグについて
『松葉かにのタグを信用するのは、危険です!』
近年、松葉かに(オス)には、すべて親指にプラスックのタグ(所属港、船名入り)が必ず付いております。
●緑色:京都府産 浅茂川港の大善かに 間人港の間人かに
●青色:兵庫県津居山港産 津居山かに
●ピンク色:兵庫県柴山港 柴山かに
●水色:兵庫県浜坂港 浜坂かに
偽装を防ぐために、数年前より、地元産のずわいかにと、輸入物、北洋物のズワイカニとの違いが、一般の人にも一目で、区別判別出来るように、オスのずわいかにのみ付けられるようになりました。
ちなみに、雌のせこ蟹は、基本的に、漁が許されているのは、この日本海側だけです。
タグの話に戻りますが、タグは、決して品質を保証している物ではありません。
私に言わせれば、単なる「産地表記」「漁獲した船名の証」です。
タグが付いている松葉かには、専門的に言うと、堅がにと呼ばれる、蟹に付いているので、それなりと言えば、それなりですが、一定の基準もありません。 単に漁師さんが堅がにと思われる蟹に付けているだけなので、その個体差は大きく、見た目は、一緒でも天と地ほどの違いもある事もあります。
中には、水かにに、近いような蟹や、死んだ蟹にも付いている事もあり、本当に千差万別です。(もちろんこのような蟹は、全体の中のごく一部で、ほとんどがそれなり以上の蟹です。)
ですから、タグが付いているからと言って、安心は、禁物なのです。
タグが付いている事は、分かりやすくて、いい事なのですが、基準が非常に曖昧なので、タグが付いているから、すべてが良い蟹ばかりでは、無いという事だけは、残念ですがご理解下さい。
こんな蟹にタグを付けなくても。。。。 本当に?。。。。の思う事は、よく目のあたりにします。
私の判断基準が厳しいのでしょうが、これは、これからの、この業界の課題でもあると思います。
もちろん、当店がお届けする松葉かには、どこの港でも、どこのタグの色でも、魚政の目利きにかなった、蟹の本質だけに乗っ取ってお届けさせていただいてますので、ご安心下さい! と、いう事は、いうまでも御座いません。
現在コメントは受け付けておりません