カニや魚の知識、活動レポートなど

丹後とり貝の生産現場見学!

2012年05月16日
投稿者:谷次 賢也
コメント:(0)

丹後の夏の逸品 丹後とり貝を生産されている所に、お邪魔してきました。

http://www.uomasa.jp/fs/uomasa/c/torigai-ike

 

場所は、京都府舞鶴湾

他の海域では、とり貝は、春先で、成長が止まり、それほど大きくならないようですが、ここ舞鶴湾では、何故か 7月の初旬まで、成長し、他ではお目にかかれない大きさまでなるようです。 全国の海域を探しても、この海域だけだそうです。 回りを自然豊かな山に囲まれた湾は、まさに海の要塞!

しかし、この湾内の中でも、場所が少しずれると、成長しないようです。 土壌、海流など、いろいろな要素が混ざり、丹後とり貝は、生育されます。 海の奇跡ですね!

DSCF4288.JPG

DSCF4291.JPG

DSCF4294.JPG

今回お世話になった生産者の 北村さんと、長谷さんDSCF4335.JPG

筏です。 この筏にロープを吊して、育てていきます。 餌は、何も与えず、すべて 海の恵みだけ。 その恵みを、存分に取り入れるように、漁師さんが、丁寧に手当していきます。

DSCF4327.JPG

DSCF4297.JPG

筏に吊す とり貝専用のボックスです。 泥もたくさん混じっていますが、この泥も大切な養分です。

DSCF4298.JPG

DSCF4292.JPG

これは、とり貝の寝床になる アンスラサイトという物。 この上に、とり貝の幼貝を入れて、約一年育てます。

DSCF4319.JPG

カゴには、いろいろな生物の付着物も。 この付着物の処理が困るようですが、これが付かないようだと、プランクトンもなく、貝も成長しないようです。 これも海の豊さの、現れです。

DSCF4302.JPG

生産者さんの、熱意や、苦労には、頭が下がります。

DSCF4324.JPG

DSCF4337.JPG

筏は、10何箇所。 この近くの距離でも、生育に違いがあるようです。

DSCF4321.JPG

DSCF4322.JPG

見て下さい。 この立派なとり貝を!

DSCF4330.JPG

DSCF4276.JPG

港に水揚げされた とり貝

DSCF4349.JPG

DSCF4347.JPG

京都の産品ブランドとして、全国に出荷されています。

DSCF4344.JPG

DSCF4352.JPG

見て下さい この大きさと厚み!

お値段以上の価値と、味がありますよ!

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

現在コメントは受け付けておりません