説明分だけでは、分からないので、そういう時は、生産現場にお邪魔するのが一番!
場所は、言わずと知れた 京都府舞鶴湾 3方が、山に囲まれ、沢山の河川が入り込み、
山の養分 植物性プランクトンが、豊富な内海。
牡蠣(岩牡蠣含む)は、山が育てるといいますが、まさにこの事です。
昨年ですが、お邪魔したのは、岩牡蠣生産組合の大下さん。
育成岩牡蠣は、牡蠣のオフシーズンに何か出来ない物かと、大下さんの発案で、生産が開始されたようです。
岩牡蠣は、ホタテの貝殻に、稚貝を数個付着させ、海の中で、3~4年間育てます。
筏に、等間隔で、垂らします。それは、岩牡蠣は、塊となって成長する特質があるため、
養分が、行き渡らず場所にまちまちで、成長に差が出るので、それを避けるためです。
ホタテの殻 一枚が、これだけの塊になります。
一本のロープに 塊が5個ほどついているので、人力では上がらないので、
簡単なクレーンでつり上げます。
栄養が良いのは、岩牡蠣以外も、一緒です。これは、海綿と呼ばれ、共存共栄している生物です。 見た目は、悪いですが、こういう場所だからこそ、良い事が実感出来ます。
生態を詳しく知りたい人は、京都府海洋センターのページへ。
http://www.pref.kyoto.jp/kaiyo/documents/kiho87.pdf
ハンマーでたたきながら、一つ一つ外していきますが、これが、大変な作業です。
この後 小屋で、機械で更に 綺麗に仕上げます。
その後、大きさ別に分け、再び、養分が行き渡るように、海に沈めます。
頃を見計らって、水揚げし、殺菌処理して初めて、出荷されます。
このように、恵まれた自然環境と、人間の知恵と努力の合体で、育成岩牡蠣は、生産されています。
育成岩牡蠣の販売は、8月中旬まで。
http://www.uomasa.jp/fs/uomasa/c/iwakaki-set
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