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松葉ガニ相場 高値が続いている理由

2016年01月23日
投稿者:谷次 賢也
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これから、2月中旬まで、このような大荒れになる事も多く、まだまだ蟹の仕入れも、気を緩める事が出来ません。

今シーズンは、11月解禁から、水揚げそのものも少なく、 例年一度は、中だるみがあるのですが、今年は、全く無い状態でした。

特に 11月下旬から、異常というか、異様というか、高値相場が、年が明けた現在までの、約2ヶ月続いており、この先の見通しも、おそらく この状況が続くだろうという事で、販売価格も修正せざるをえない状況になりました。

要因としては、

漁獲量が少ない。(天候不順含む)

ロシア産の活けズワイカニの減少。

地元産の松葉ガニを扱う業者(旅館、料亭など)が増えている。(下支えの数が多い)

北陸新幹線の開業で、北陸、関東地方からの呼び込み。

など、いろいろな要因が重なり合っています。

 

松葉ガニは、他に代用できない商材なので、いくら高くても、採算ラインを超えてでも、

仕入れを行っている業者さんがほとんどだと思います。

当店も、もちろん例外では、ありません。毎日ギリギリの所で、やっている状況です。

通常の相場まで、落ち着く事を ただただ 願うしかありません。

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この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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