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能登半島 七尾市まで ナマコ生産見学に!

2018年03月07日
投稿者:谷次 賢也
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蟹が忙しい時期ではありますが、この時期に行かないと意味が無いので、有志の4人で、石川県七尾市の ナマコ加工している業者さんに、見学に行って参りました。

行った日は、これでも少ないようでしたが、所狭しと ナマコだらけです。

事の発端は、宮津湾でナマコ漁を営んでいる 本藤さん(左側)が、地元で獲れているナマコが何とか地元で加工して、業として出来ないのかなと。

本藤さんは、一時期 ナマコが獲れなくなり、それではいけないと、他の漁師さんを説得し、資源保護をして、復活させた仕掛け人です。

大きさ、漁が出来る日など いろいろと制限して、数年前とは比べ、単価も倍以上に。今では、漁師さんの安定した収入源に。

これが今回の目的の 干しナマコ。 茹でてから 干しに干し 大きさは、1/10以下に。 完成品は、ほとんどが 中国方面に。

完成までは、風に当て 太陽に当て 何日もかかります。

これは、卵巣を干した 通称 バチコ。 炙ると 磯の風味が広がり、好きな人には堪らない味になります。

この他にも、このわたなど、いろいろと教えていただき大体の概要はつかめました。

先ずは、試しに ナマコ加工に入ります。

見学先は、業者には、初めての見学許可をいただいたみたいで、名前は伏せさせていただきます。

 

お昼は、近くのナマコ屋直営の店で、ナマコ膳をいただきました。ナマコの佃煮は、初めてでしたが かなりいけますよ!^^

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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