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日帰りのカニについて 続き【松葉ガニ解禁まで あと45日】

2018年09月22日
投稿者:谷次 賢也
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松葉ガニは、泥田と呼ばれる泥地に生息しています。泥田は、畑に例えるとよ肥えた畑なので、絶好の住場なのですが、如何せん 体内に泥を多く含んでいます。

 

特に日帰りのカニは、獲れたばかりなので、一匹一匹は、少しの量でも たくさん仕入れると ご覧のように 綺麗だった水槽も直ぐに泥色になります。

出来る事なら 船内である程度 泥吐きしたカニを仕入れたいのですが、前浜に揚がると買わない訳には行けません。 特に質が良い場合は、無条件です(笑)

日帰りのカニは、最低でも二日間ほどは、泥吐きさせています。

それは、カニの良し悪しもよく分かり、茹で上がりも綺麗で、泥臭さもなく、もちろん味も良いから。

 

半日もすれば 泡だらけに。 これは、エアーブロアーで空気を送り泡がたくさん出来るようにワザとこのようにしています。

その理由は、泡にたくさん泥が噛んでいるのがわかると思いますが、泡に泥を含ませて 泡を取り除くと 徐々に水質も綺麗になっていくからです。

しかし、あまりに大量に入れた場合は、水の入れ替えをする方が早いですが(笑)

松葉ガニの解禁まで あと45日

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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