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蟹は、仰向け! 【松葉ガニ解禁まで あと30日】

2018年10月07日
投稿者:谷次 賢也
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早くも 松葉ガニ解禁まで あと30日 一ヶ月となりました!

残り 30連発になりました^^

店頭に並べる時は、一般というか他店舗では、甲羅を上にして並べますが、

当店では、氷を引き詰め、甲羅を下に 仰向けの状態で、必ず並べます。

それは何故かというと、味噌や水分が垂れ下がり、見た目も悪くなり、品物が悪くなるのを防ぐ為と、蟹の善し悪しを一目で分かっていただく為。

甲羅の赤い方を上にしたら、見ただけでは、良いか悪いか、私でも分からないのに、一般のお客さんに分かる筈がありません。

茹でた蟹は、お腹を見ていただくのが一番。

一目瞭然で分かっていただけます。

他にも、特撰や、訳ありの札を付け、更に訳ありには、脚落ち、傷、短足など、どのような訳ありかも書いています。

 

もちろん セコ蟹も同様にお腹を上に、仰向け。

発送の梱包も言うまでもありません!

このように、茹でガニは、甲羅を上にすると朱色が冴え、見栄えよく、売れ行きも良いのですが、品質の事を考えれば、当然 仰向けになります。

仰向けの反対語は、俯せになるのですが、俯せと言ったら、何かニュアンスが違うような。。。この場合は、上向けの方が合いますね。 なら、上向けの反対は、下向け。 仰向けは、下向け?

蟹語は、いろいろ表現がありすぎて 言葉の勉強にもなります(笑)

【松葉ガニ解禁まで あと30日】

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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