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縛って ごめんなさい! 【松葉ガニ解禁まで あと27日】

2018年10月10日
投稿者:谷次 賢也
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これは、真上から。松葉ガニの顔は、正面から見ると かなりの男前です(笑)

今日は、顔の話ではなく、活け松葉ガニの梱包 荷姿です。

活け松葉ガニを発送する歳は、必ずゴムバンドで脚を縛ってから、箱に入れ 梱包しています。

理由は、蟹が動き回ると、体力を失い、弱りが早くなるので、それを遅らす為。と脚が外れないようにする為。

原理とすれば、車エビが箱におが屑に入れられてくるのと同じです。体力の消耗を防ぐのが一番の目的です。

蟹は、有り難い事に水が無くても、温度帯さえ低ければ(0~3℃)は、1~2日程度活きた状態でいます。

少しでも、良い状態が長持ちするようにと、蟹さんには、不便かけますが縛らさせていただいております。

海水から取り出し、空気の中で生息するのですから、環境の変化について行けず、弱る蟹も中にはいますが、それは、悪しからず。

ちなみに、泡を吹く蟹を見たことがあるかと思いますが、あれは、酸素不足。酸素を頂戴と言っている状態です。

【松葉ガニ解禁まで あと27日】

 

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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