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海岸部と沖合は、大違い! 【松葉ガニ解禁まで あと7日】

2018年10月30日
投稿者:谷次 賢也
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いよいよ あと 一週間となりました。来週の火曜日は、初セリが行われます!

今日は、海岸部も風が吹き 波も高く荒れていて、こんな日は、蟹漁も 小型の船では出来ない事は、すぐ理解出来るのですが、

たまに、海岸部では、晴れて しかも 波もほとんど無い場合でも、沖合では、風が吹き、波も高く 漁が出来ない事がしばしあります。

そんな事を予想しながらでも 漁師さんも漁場まで向かうことがありますが、網入れも出来ず、手ぶらで帰港する事もあります。

そんな時には、なんで漁が出来ないのと尋ねると 船を貸してあげるから見てきなさいと 漁師さんに言われます。

免許も無いし、操縦も出来ないので、信じるしかありませんが(笑)

それだけ、沖合の漁場は、陸とは、様相が違うという事です。

よく考えてみれば、陸でも、山に向かって 20K 30Kと車で走れば、スキー場になるように、海でもそれだけ走れば 気象条件が違って当たり前。

ちなみに、一つの目安として

波の高さ 1m50cmまでは、小型 20トンの船でも大丈夫

2m位までは、中型 40トン

3m位までは、 大型 70トン以上の船なら操業可能です。

もちろんこれには、風向き 強さ 波の向き、質 回復に向かうのか、悪くなる方なのか、様々な気象条件が重なり合いますが、ひとつの判断材料にはなると思います。

船底の下は、地獄。 無理は出来ないのは、当たり前。

事故のないようにお祈りします!

【松葉ガニ解禁まで あと7日】

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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