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当初は、セコ蟹 狙い!【松葉ガニ解禁まで あと2日】

2018年11月04日
投稿者:谷次 賢也
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解禁が迫って ざわざわの日々です。

早い物で、明日の夜には、出港となりました。 天候も まず大丈夫そうなので、初日から、漁がありそうです。

松葉ガニ 解禁と言っても ほとんどの船が当初は、雌のセコ蟹狙いで 網入れします。

セコ蟹と 雄の松葉ガニでは、群れになって住んでいる水深が違うので、網を入れる場所も 自ずと違ってきます。

何故 安いセコ蟹を狙うのかというと、数が獲れる為、水揚げ金額が 雄の松葉ガニを狙うより、高い為です。

多いときでは、一晩で4000匹以上の時も。セコ蟹だけでも、数百万円の水揚げになり、まさにドル箱です(^^)

蟹の数が500円玉の感覚でしょうか? 足していけば、かなりの数になるのがお分かりいただけると思います(笑)

ちなみに、雄の松葉ガニも少しは獲れますが、小ぶり中心。 大きなサイズは、やはり 水深の深い 雄場にいかないと中々入りません。

※ 雄がたくさん住んでいる 水深300~400mは、雄場 または、たて場と呼び、 雌のセコ蟹が住んでいる 水深220~250mは、セコ場と呼んでいます。

安いといっても、一匹 数百円は必ずするので、大きさ、脚の有る無し、色艶など、大変な作業ですが、船員 家族、お手伝いの人 総出で細かに分けて、選別します。

そろそろ、ヨダレが出て来そうですね!(笑)

【松葉ガニ解禁まで あと2日】

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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