カニや魚の知識、活動レポートなど

【松葉ガニ 解禁まで 残り11日】 活けを好みか? 冷凍が好みか?

2019年10月27日
投稿者:谷次 賢也
コメント:(0)

本日は、活け(生)松葉ガニ編

カニは、呼び名がいろいろあり、ややこしいのですが、

活け松葉ガニ と 生松葉ガニの違い分かりますか?

活け松葉ガニは、言葉通り 活きた松葉ガニ。

生松葉ガニは、火を通していない 茹でていないカニになります。

活け松葉ガニも、生松葉ガニの仲間に入る事になります。

生松葉ガニ > 活け松葉ガニ > 松葉ガニ

 

生松葉ガニは、そのままだと 黒くなり腐敗するので、活きのよい時に、冷凍して流通し、

鍋や、焼きカニ、刺身は、 活け 冷凍関係無く この生松葉ガニを使用します。

活けは、弾力があり、身もプリプリ。 身詰まりの良いカニほど、弾力 プリプリ感が違います。

だから この場合では、身詰まりが良いのが旨い蟹の条件になるわけです!

 

画像のような華が咲いた刺身を作るには、活け松葉ガニを使用しなくは、華が咲いた様になりません。

これを口に入れた食感は、何とも言えません!(^^)

でも、これも茹で松葉ガニの茹でたて同様、甘みは、冷凍した蟹に軍配が上がります。 何故なら 甲殻類は、冷凍施す事で、甘みが出て来ます。海老や、イカも同じです。 冷凍=悪いわけではありません。

私も、鍋や焼きカニの場合は、必ず冷凍した物で、食べます。適切な処理した物なら、お刺身でも もちろん大丈夫。

松葉ガニ地鍋セットは、味的にも、便利さにも、実に理にかなった商品なのです(笑)

鍋や焼きカニも、食べ比べしていただければ、違いが実感していただけると思います!

【松葉ガニ 解禁まで 残り11日】

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

現在コメントは受け付けておりません