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活け松葉ガニを 発送時にゴム輪で縛っている理由

2017年02月26日
投稿者:谷次 賢也
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魚政では、活け松葉ガニを発送する際は、必ずゴム輪で縛ってから 発送しています。

その理由は、松葉ガニの体力を消耗させないため。

原理としては、 おがぐずの中に入っている 車エビを見た事がある人は、多いかと思いますが、おがぐずで、エビを動けないようにして、体力を消耗させない事と一緒です。

蟹は、有り難い生き物で、海水が無くても、温度さえ安定して低ければ、(1~5°くらい) 1~2日位は、充分に活きています。

中には、環境の変化で、弱る蟹もいますが、発送時に活きの良い蟹を選べば、ほぼ95%以上の確率で、活きています。

ゴム輪で、縛る事により、体力を温存させ、 少しでも元気に届くように。また、脚落ちを防ぐ事も、出来ます。

今日も 元気に たくさんの蟹が、旅だっていきました!

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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