京都府の小型底引網船のカニは、日帰り、または、夜中 操業して 昼前には帰港して セリにかけられます。
但馬の大型船は、あまり水揚げが無ければ 3~5日間ほど、沖で操業します。たくさん獲れれば帰港も早いです。
日帰りのカニは、鮮度が違いますね! 鮮度が良いので美味しいですね! とか、未だに言われていますが、それは、大きな勘違い。
【日帰り】という言葉だけ 生き残っている感じ。何も知らないマスコミは、こういう言葉に飛びつくわけです(笑)
確かに30年以上前は、そうだった事もあったかも知れませんが、(30年以上前は、あまり知らないので、断定しては、言えません 笑)
カニは、不思議な活き物で、温度さえ低ければ 海水が無くても 1~2日は、生き続けられます。ちなみに魚なら10分も水から揚げれば、必ず死にます。
水槽設備の無い時代には、ハッチと呼ばれる いわゆる船の中の冷蔵庫で入れられ持ち帰っていました。 ハッチの中でも多少弱る位で、活きていたので、獲ってからの帰港の時間の短さが大切だったわけですが、
しかし今は、水槽設備が発達し、ほとんどの船が船内に冷水機と呼ばれる水槽を持ち、元気な状態で持ち帰られています。
カニは、0度から5度くらいの低温しか活きられないので、温度が0度まで下がる冷水機が必要になります。
カニの鮮度という事に関しては、獲って直ぐに帰ろうが、3~5日後であろうが、全く変わらないという事をご理解下さい。
まだ長くなりそうなので、これは、明日に続きます(笑)
松葉ガニの解禁まで あと46日
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