昨日のブログでも少し紹介しましたが、今のカニ業界があるのは、故 篠田 正俊先生の働きがあってこそ。
我々にとって 大恩人の先生です。
篠田先生は、元 京都府海洋センターの所長さん。
地元の出身ではありませんが、水産物の研究をしていた学者さんで、その縁で
海洋センターの職務に就いたと思います。
20数年前になると思いますが、カニが年々減少に獲れなくなり、何か対策が必要という事で、先生の働きがけで、京都府の底引網の漁師さんを説得し、カニの乱獲を防ぎ、育てる場所を設ける為に、カニの保護区という場所を作りました。
簡単にいえば、網入りをしない 出来ない海域を作るという事です。
保護区の詳しい説明は、こちらで
この保護区のお陰で、一時は、かなり減少していたカニも 右肩上がりで、かなり増え、京都沖で始まったこの事業も 但馬、鳥取、島根県沖まで、今では、広まっています。
保護区が無ければ、今頃は、本当に幻になっていたのかもしれません。
よって今の松葉ガニ業界(生産者、仲買人、宿、土産店など)があるのは、先生のお陰といっても過分は無いと思います。
私も何回か 海洋センターまで行ってお話を伺いました。 それが私の財産になっている事は、言うまでもありません。
笑い話ではありませんが、先生は、セコ蟹の外子が何粒あるのか、一粒一粒取り出し、何個が数えたらしいです。さすが学者さん 私たちなら、食べて終わりですね(笑) ちなみに 一匹で 2万個あったそうです(笑)
松葉ガニ解禁まで あと43日
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