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蟹は、あばれる君! 【松葉ガニ解禁まで あと31日】

2018年10月06日
投稿者:谷次 賢也
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蟹は、茹でる場合には、雄の松葉ガニ 雌のセコ蟹でも、必ず、上に重しして茹で上げます。

重しをする理由は、ぶくぶく出て来る泡のお陰で、蟹が釜の中を動き回るのを防ぐ為。

横を向いたり、下を向いたり、上を向いたり、動き回ると茹で加減も安定せず、特に雄の松葉ガニは、味噌が腹の中を回り、見栄えも悪くなります。

重しをしない場合は、かなりのあばれる君なのです!

 

重しをする前にも、出来るだけぎっしりと動かないようにならべて行きます。

分かりにくいかも知れませんが、大きさが異なる場合は、重しを二重にするなど、その度に工夫が必要しています。大きさが違うと茹で時間も違う為でもあります。

 

茹でる前の画像を見ているだけで、良い蟹を選んでいるのが分かります(笑)

【松葉ガニ解禁まで あと31日】

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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