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ノド黒の 黒の正体は?  ノド黒は、実の腹黒ではありません!

2016年09月14日
投稿者:谷次 賢也
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ノド黒の由縁は、ノドの中が黒く見えるため。

ちなみに、ノド黒の正式名は、赤ムツですね。

外見からは、ノドの中しか見えませんが、実は、ノドから、お腹の中全体に広がっています。
(画像は、ノド黒を背開きした物。)

しかし、これは薄い黒い膜に覆われている為で、身が黒いわけではありません。

薄い膜なので、丁寧に擦るように取り除くと、白く綺麗な身が見えてきます。

ご覧の通り 膜を取り除くと、一面 綺麗な身です。

当店の一夜干しや、一汐の商品は、見た目も大切なので、すべて丁寧に取り除きます。

ですから、商品だけ見ると 何故 ノド黒と思う人もいるかもしれませんね^^

ちなみに、このお腹の張りが、加工基準の決め手。 お腹が厚いと脂が乗っている証拠。 今頃が一番のピーク。 だんだんとこの厚みが薄くなり、薄っぺらくなると加工を取りやめます。

この記事を書いた人

谷次 賢也
1962年生まれ。松葉ガニ専門店  京都丹後 海鮮の匠 魚政の司令塔。 こだわり派向けの良品から、簡単に食べられる加工商品も開発し、幅広く取り扱い。蟹の他にも、海産物を通じて 地域発信! プロ アマ問わず 全国の本物志向のお客様に提供しています! 趣味は、美味しい魚や蟹を食べる事(笑)

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