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ノド黒の 黒の正体は?  ノド黒は、実の腹黒ではありません!

2016年09月14日
投稿者:谷次 賢也
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ノド黒の由縁は、ノドの中が黒く見えるため。

ちなみに、ノド黒の正式名は、赤ムツですね。

外見からは、ノドの中しか見えませんが、実は、ノドから、お腹の中全体に広がっています。
(画像は、ノド黒を背開きした物。)

しかし、これは薄い黒い膜に覆われている為で、身が黒いわけではありません。

薄い膜なので、丁寧に擦るように取り除くと、白く綺麗な身が見えてきます。

ご覧の通り 膜を取り除くと、一面 綺麗な身です。

当店の一夜干しや、一汐の商品は、見た目も大切なので、すべて丁寧に取り除きます。

ですから、商品だけ見ると 何故 ノド黒と思う人もいるかもしれませんね^^

ちなみに、このお腹の張りが、加工基準の決め手。 お腹が厚いと脂が乗っている証拠。 今頃が一番のピーク。 だんだんとこの厚みが薄くなり、薄っぺらくなると加工を取りやめます。

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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