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松葉ガニに付いている タグは信用できるの?【松葉ガニ解禁まで あと48日】

2018年09月19日
投稿者:谷次 賢也
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10数年前より 福井県の越前ガニから始まり、今では、日本海側で水揚げされる ほとんどのズワイガニには、タグが付けられるようになりました。

ズワイガニは、福井県では、越前ガニ。石川県では加能ガニ。山陰(丹後、但馬、鳥取)では、松葉ガニ。 厄介な事に、松葉ガニは、更に漁港別に 間人ガニ 津居山ガニ、柴山ガニなど。 同じ蟹なのに 呼び名が違います。

このブログでは ややこしいので、松葉ガニとして説明させていただきます。

さて、タグの話ですが、

タグが付いているのは、信用できるのかといえば、半分は当たり。半分は、そうとも言えない 中途半名なお答えしか出来ません。

確かに 産物として分かりやすくて良いのかもしれませんが、私達が望むのは、その先。 蟹そのものが確りしている事。

よく 選別が確りしているから、この港の蟹は、美味しいよ!とか、テレビなので放映されていますが、

実際には、選別して、上ランクの蟹にも 中ランクの蟹にも、ましてや、下ランクの蟹にも、時には、これには、止めてと思う程の蟹にも、ほぼ全てに蟹に同じタグが付いています。

これでは、タグの意味があまり無いのではと、前々から思っているので、タグは、単なる産地証明だけですよと言っています。

 

以下、HPより抜粋

ブランドタグは、美味しさや身詰まりの基準ではない

数年前より、水揚げ港のブランド化と偽装を防ぐ為、堅ガニとも呼ばれる松葉ガニには、タグが付けられるようになりましたが、一般的に、品質を保証されているように書かれていますが、正直、基準が曖昧で、タグが付いているからといって、すべてが良い蟹ばかりではありません。
魚政からお届けする松葉ガニには、産地証明として、水揚げ港 船名の付いたタグが必ず付いています。
茹で松葉ガニには、品質証明として、魚政の出荷ラベルをお腹に付けてお届けさせていただきます。タグの色の違いで、味、品質の違いは御座いませんので、ご安心ください。

魚政の松葉ガニ
ブランド名称 地域・漁港 タグ色
松葉ガニ 間人ガニ 京都府京丹後市(間人漁港)
大善ガニ 京都府京丹後市(網野 浅茂川港)
津居山ガニ 兵庫県(津居山港)
浜坂ガニ 兵庫県(浜坂港)
柴山ガニ 兵庫県(柴山港) ピンク

※松葉ガニの解禁まで あと48日

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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