ズワイガニは、冷たい水温(0~3度)の中でしか生活できないので、基本 北の冷たい海域に生息しています。
オホーツク海 ベーリング海など、かなり北の海という事が分かります。
北の海に比べれば 日本海 特にこの山陰地域は、緯度的にみても、かなり南にある事が分かります。
では、何故 低温しか生息出来ない ズワイガニが、この辺りに住んでいるのかというと、日本海固有水という低水温の海水が存在するからです。
詳しくは、こちらを
画像 日本気象協会HPより
日本海の表層部は、南は、対馬海流 北は 千島海流によって海水の動きがありますが、隣接する海とつながる海峡の水深はおおむね50~140m程度と浅く、水深200m以下の海域では、ほとんど水の流れが無く、冷え込んだ水がそのままの温度で保たれているので、カニも生息出来るという訳です。
ほんと 日本海は、有り難いです^^
これが、太平洋や、東シナ海では、0度になるには、水深 800~1000mと言われています。 太平洋側でも 少し茨城県以北で、生息しているようですが、その数は僅かで、北海道でも ズワイガニは、たくさん獲れず、ズワイガニと言えば、ほぼ日本海。しかも、そのほとんどが 能登半島よりも西側の 石川県、福井県 京都府 兵庫県 鳥取県で水揚げされます。
もちろん 能登半島より北側の日本海でも生息していますが、獲る船が少ないようで、しかも、天候も寒気が入りやすく、漁そのものが出来ない日が多いようです。
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