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決め手は、魔法の水!??【松葉ガニ解禁まで あと19日】

2018年10月18日
投稿者:谷次 賢也
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これは、セコ蟹が、飛び出している訳では、ありません。ちょっと格好いい画像があったので、アップしました(笑)

茹でたセコ蟹は、このように 一匹一匹 魔法の水と呼ぶ水に浸します。

魔法の水と言っても、単なる海水ですが(笑)

その訳は、表面の灰汁や汚れを取る為に、圧をかけた流水で丁寧に洗います。

大量に茹でる為、濃厚なゆで汁は、蟹のエキスもタップリですが、その分 灰汁もあります。

水をかけると、外子にも、水がかかるので、当然その分 水くさくなるので、外子の塩分調整の為に、魔法の水に浸しているという訳です。

いろいろな大手の加工屋さんの作業風景も見学した事がありますが、普通は、大きなタンクに水を張り、そこにカゴごと入れて、数分冷やすだけで、後の処置をしていない所が多いです。

その為、外子の味にムラがあり、水くさいと感じる人が多いようです。他の店の蟹は、何故 水くさいのか、疑問に思っていましたが、見学して納得しました。

セコ蟹の味は、外子の塩加減が決め手と思っている位なので、何百 何千と、セコ蟹の期間は、毎日茹でていますが、何匹あろうと、手間暇掛かかりますが、この作業を怠る事はありません。

 

説明を分かりやすくしたのが、こちらです。

【松葉ガニ解禁まで あと19日】

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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