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【松葉ガニ 解禁まで 残り17日】 セコ蟹の特撰とお徳用の違いについて

2019年10月20日
投稿者:谷次 賢也
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お徳用の 雄の松葉ガニの場合は、基本 脚落ちや、短足でのお届けになるのですが、雌のセコ蟹 (香箱ガニ)の場合は、 特撰は、初卵産と呼ばれる 初めて産卵したセコ蟹になります。 お徳用の場合は、浜では、ヤケと呼ばれ経産卵と呼ばれる 2回以上産卵したセコ蟹になります。

何が違うのかというと、見た目 色目です。

セリ値が違うので、お徳用として販売しています。

これは、最終脱皮からの時間の差で、時間の経過と共に、脚は、お腹にキズや色がついてきて、比べてみると 色の差が分かると思います。

セコ蟹は、5回ほど産卵するために、2回目よりは、3回目、4回目と どんどんと、色も濃くなってきます。 もちろん個体差もあるので、あくまでも、全体的という事で。

詳しい説明は、こちらをご覧下さい→ こちら

かなり専門的な事が書かれているので、一度や二度見た位では、理解出来ないと思いますが、興味がある方は、是非。

味に明確な違いがある訳ではないですが、ヤケの方が、外子がモッコリと、たくさん付いていて、セコ蟹通の人は、こちらを好む人が多いです。量的には、基本 画像位の感じの差です。

もちろん セコ蟹にも、脚落ちが多いですが、お徳用は、基本 ヤケ 脚揃いですが、(短足 小指なし含む) 水揚げが極端に少なく、やむを得ない場合は、脚落ちになる事もありますが。

特撰 初産卵 見た目 白っぽく綺麗です。

 

経産卵 ヤケ 見た目 比べるとちょっと悪いです。

市場では、ヤケは、ヤケとして呼んでいますが、初卵産の綺麗な方は、単に セコ、セコ蟹として呼びます。なにか、明確に違いが分かるような呼び方をして欲しいのは、私だけでしょうか?(笑)

さて、いよいよ明日から、予約受け付け開始になります!

また、忙しくなりそうです!^^

【松葉ガニ 解禁まで 残り17日】

この記事を書いた人

谷次 賢也 京都丹後 海鮮の匠 魚政 代表
両親の背中を見て育ち、魚と共に生きることを学びました。 その暮らしの積み重ねが、今の私の原点です。 京都府北部・丹後半島で創業70年。 地元漁港から松葉ガニ(ズワイガニ)やセイコガニ(香箱ガニ)を中心に、 新鮮で確かな海の幸を全国へお届けしています。 魚政BLACKは、40年の現場経験をもとに立ち上げた魚政の最高品質ブランドです。 「一杯ごとに責任を持つ」を信条に、仕入れから加工・出荷までを一貫して担当。 ズワイガニの供給卸元として、全国の料亭・旅館、そしてご家庭へ確かな品質をお届けしています。 海と共に生き、魚と共に歩んできた時間を、 これからも「安心と信頼」というかたちで次の世代へつないでいきます。

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