小定置網 掛津丸に、なんと 本マグロが3本かかりました。
マグロは、山陰沖に産卵場所があり、そこを目がけて回遊してくるマグロが、しばし定置網にかかります。
その中でも 小さな網の掛津丸に入るのは、珍しく、年間を通じても 入らない年がほとんどですが、昨日は、なんと3本も入りました。
大きさは、30~50K。 型だけなら 真ん中が良かったです。
この近辺で揚がるマグロは、ほとんどが築地市場など 大きな港に直行しますが、今回は、それぞれに 入札形式で行われました。
やはり前浜に揚がるとなると欲しくなるのですが、マグロは、見た目の型だけで、判断し、買うことは、大きなリスクがあるので、簡単には、出来ません。
この時期のマグロは、夏マグロと呼ばれ、そもそも脂の乗りは薄く、水っぽい為に、日持ちがしませんし、冷凍にも、不向きです。
そして何より、身焼けが、一番怖いです。身焼けしていれば、全く価値がなくなり、丸損になるからです。
普段、マグロを専門に取り扱っている人でも難しいのに、この卸してもいない丸のままの状態で、目利きをするのは、あまりにも無理があります。
また、浜では、水氷に入っていますが、船には、そのような設備もなく、たまさか入ったマグロの手当が、うまい事出来るのかと言えば、それも疑問なので、残念ながら、見送るしかないのが実状です。
しかし、せっかく入ったマグロなので、身焼けする事無く、無事に流通してくれたら嬉しいですね!
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